日本語教師の1年目が終わりました。
2021年12月9日
ルーキーシーズンが終わりました。
日本語教師の西野です、ご無沙汰しております。
まさか1年目が終始オンラインのままだとは、
予想だにしませんでした。ああん、もう!不本意!
過去の記事にも記しましたが、
「できるじゃん」と分かったことが多かった(→参考記事【追記】)ぶん、
収穫は間違いなくあったのですが、だからこそ不完全燃焼。
やっぱり現地に行って、
対面の「熱(ねつ)」と「圧(あつ)」を演出したかったです。
くっそー、モヤモヤするなぁ。
ただ、終始オンラインでも任期を全うできたのは、
本当に勤勉な学習者たちのおかげでした。
私は決められた時間の準備をして、その授業をやりさえすれば良い。
でも、学習者は定められた時間割のとおり朝から夕方まで、
授業に参加しました。スマホとPC画面をず〜っと観っぱなしで…。
度重なるコロナ絡みの悪い知らせ。「またか」と落胆して、
全て投げ出したくなってもおかしくありませんでした。
しかし学習者はJLPTの合格圏内より上まで伸ばしてきました。
「あきらめないぞ。絶対日本へ行くんだ。」
そんな学習者たちの意志がPC画面越しに伝わってきました。
私は最後の授業で、手書きの手紙をスキャンしたものを、
学習者たちへZOOMで共有しました。
「皆さんは、今まで会ったどのベトナム人よりも勤勉です。」
この学習者たちとがんばることができた私の日本語教師1年目は、
これ以上ない「絆」だと胸を張れます。一生忘れません。
そして、関わることができた皆さま、
本当にありがとうございました(*^^*)。
…↑↑↑
…な〜んてな!
そんなお利口さんで終わると思っていたのか!
注:ここから先は、少しだけグチになります。
予め誤解を解いておきますが、
学習者について先述したことは、すべて本心です。
私が激おこなのは、「事業運営陣」に対してです。
(これは委託会社、外務省などがそう)
渡航できなかったことはまだ仕方がないです。
わざわざ感染リスクを冒してまでする必要はありません。
…だが、しか〜し!
お金のことはもう少しどうにかなりませんでしたか!?
そのせいで辞退した講師が何人いたことか…。
講師の去就は、そのまんま学習者たちの不信につながるぞ!
「え?また先生がひとり、やめたの?」
最後まで不安を抱え勉強に集中できなかった学習者も、
きっといたと思います。私が学習者なら不信でいっぱいです。
そして、講師である私自身も、不信を抱えたまま教えていました。
正直ビックリでした。学生の小遣い稼ぐバイトじゃないんだから…。
あ〜、つかれた。
…っとまぁ、足がつくような話題はこの辺にして、
てんやわんやで終わりを迎えた本事業。
学習者たちは、本当にがんばりました。本当にすごい。
あの子らがいなきゃ、私は何もできません。
そういう意味で、先述したようにこの1年目に経験した
学習者との「絆」はウソでも偽物でもありません。
何度も主張しますが、1mmたりとも揺るがない本心です。
さて、一段落して、これからどうしよう?
もはや年間行事となっている私の「来年何してるんだろう!?」
とりあえず、手首休めるか。
あ〜、つかれたぁ〜…( ゚Д゚;)=3
【関連記事】
【追記】
学習者たちの日本渡航の条件を満たすものとして、
JLPT N3合格がその一つでした。
2021年、現地ベトナムでも本試は7月、12月に2度組まれ、
学習者達はその数少ないチャンスに賭けて日々勉強していました。
ところが、2度とも受けることができなかった者が、ほとんど。
(一部開催地域がありました。)気の毒としか言いようがありません。
本当にコ□ナ憎し!です。
ただ、見捨てるわけではないのですが心配はしていません。
この状況下で辛い日程をオンラインでやりきった学習者たちなら、
事態がどうあれ、きっと乗り越えることができる!信じています。
そんな私は、「自分の心配」を、しなきゃなりません(^-^; 。
そして嬉しいもので、「ただの他人同士」になった瞬間、
早速SNSで友だちになってくれた学習者たちもいます。
そこを通じて、ひっそりと見守らせてもらいますよ。
どこぞのロイヤルハンターじゃありませんが、Let it be.
なるがまま、なすがまま。しばらくは過ごそうかな。
TweetFollow @kaname_nishino
無料プレゼント
【単身渡航マニュアル】
(Cookieが無効である場合、プレゼントを受取ることができない場合がございます。)⇒詳細