12月JLPT試験日まで、あと〇日。
2021年10月17日
12月5日(日)は、
学習者達のJLPT(日本語能力試験)受験日です。
今日の時点で、あと49日となりました。
そして、ベトナム行きの件は、結局オジャン。
現地保健局-大使館-外務省の交渉は、半年続けていただきました。
ただ、引き続き在宅オンライン講師として事業に関わります。
そのなかで、相変わらず「辞退」という決断を下す講師もいます。
有事だから致し方ないにしても、自分が学習者の立場なら、
「また、辞めやがった。こいつら、信用できるのか?」
って、思います。きっと。
ですので、
直近の目標は「事業が終わるまで、全力で学習者をサポートする」。
最近は冒頭に挙げたJLPT対策を担当することが増えました。
vs 長時間4択試験!
長時間試験の心得は、
日本語学習者ではない私でも、教えられることがあると思います。
ほぼ3年前ですが、自分は計4時間の検定試験を受けましたし、
合格にこぎ着けることができました。
まずJLPTは4択マーク式。
これは日本語教育能力検定試験と同じです。
だからこそ教えたいテクニックがあります。
@ 難しい問題は、できなくていい。
たとえばJLPT N3(レベル参照)の合格点は、
各科目19得点以上を必須として、180点満点中95点です。
全体の52.7%あればいい。…と単純に考えると気が楽です。
のこりの47.3%をまちがえても合格できるんですから。
さらに「極端に難しい問題」が、
全体の47.3%分も、あるわけないのです。
ですが、学習者のなかには、
自信喪失して他の問題回答に支障を来すことも
決して少なくないそうです。
だから、最近の授業でこのJLPTを担当するとき、
私は「解き方:メンタルケア≒6:4」くらいの心持で教えています。
難しい問題だとしても、ヤマ勘25%(4択)で正解なら、悪くありません。
A 消去法を使おう
さて、上述した「ヤマ勘」の確率を上げるテクニックとして、
「消去法」があります。
たしかに試験は「答えを選ぶ」ことが求められるのですが、
「確実に答えではない選択肢」をツブすことも大切です。
一見遠回りではあるのですが、逆にそれをする方が、
早く答えにたどり着く場合もあるのです。
…で。
たとえば消去法を使って4択を2択にできるなら、
正答率は50%になりますよ。これはかなり大きい!
合格に正答率52.7%以上が求められるのなら、
消去法で2択に迫ることができれば(正答率50%)、
それは立派に合格に近づく行動だと言えます。
B 試験中は、天使と悪魔に出会う
私自身の経験であるのですが、
長時間試験ともなると、問題に集中できない瞬間が来るのです。
コレがヤバい。
自分の脳内天使が「あきらめないで!君ならできる!」と言えば、
反対側から悪魔が「もう疲れたろ?来年がんばれば?」と囁きます。
ここまで来ると誰でも言える「精神論」なのですが、
どんなに疲れても苦しくても「天使」の言うことを
信じるように、学習者には言い伝えています。
厄介なのは、この「天使と悪魔」のパワーが
人によるし、その日の気分次第で変わったりするのです。
私は能天気だし、ネガティブが逆に武器になったので、
わりと「天使」が言うことを最後まで信じてやれたと思っています。
まぁ、「悪魔」の言うことしか聞こえないような受験生は、
日頃の努力不足や意識の低さが原因だと思いますので、
「落ちる人は、落ちる」ということです(^-^;
泥臭く「準備」。これがいちばん大切。
その他にも「使いやすいえんぴつを準備」とか、
「腕時計の時間をしっかり合わせておく」など、
細かいようなことでも気配りが必要です。
こういった細かい気配りの積み重ねが、
本番の集中力につながるのです。
そして、試験中に自分を助けてくれるのは、
本番前までの「準備」です。それも、毎日の泥臭いもの。
私が3年前、過去の記事で「毎日演習に関わること」の
重要性を説いたのは、そのためです。
知る人ぞ知る、このブログを読んでくださっている
世界中の日本語教師または日本語教師を目指されているみなさま!
私は(いい加減甘えていられない年月を経た)初任日本語教師ですが、
「学習者が試験に合格するためなら!」という気持ちは強いつもりです。
これからも、学習者のサポートにお互い盛り上げて行きましょう☆
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