ヒマなので家事の労働価値について計算してみました。
誰が計算してるの?
お触り程度ではありますが、最初に調査です。
私たち国民のGDPや労働価値って、
やはり国が色々と計算をしてくれているようです。
『内閣府経済社会総合研究所』の『国民経済計算部』
という、合わせて漢字19文字にもなる機関です。
ホームページを拝見する限り、英語ページまで設置されています。
よくは読みませんでしたが、最新情報は頻繁に更新している
ようなので、信用できるということにしましょう。
専業主婦の一日。
次に、専業主婦・夫が自分の時間を一切取らず、
会社勤めの労働者と同じ土俵に立てる条件を考えてみます。
まず労基法に準じて、1日8時間とします。
籍を入れた事でマスト(必須)の状態になる、
嫁姑婿舅(しゅうとめむこしゅうと)、
夫婦間の人間関係のストレスは度外視します。
以下は家庭環境で異なるでしょうから、
あくまで私個人の考察に基づいた一例です。
【専業主婦・夫の一日】
@:自炊(片付けも含む。)
A:掃除
B:買い物
C:家計簿管理
D:情報収集
E:子育て
下記は、上記が疎かにされた場合に心配されることです。
【専業主婦・夫が@〜Eをサボった場合こういうことになる。】
@:外食か弁当費に消費が充てられる。(もしくはケンカ)
A:衛生面が乱れる⇒体調不良による医療費増大
B:物資・食糧が乏しなって、結果@Aに同じ。
C:家庭のキャッシュフローが明確でなくなる。
D:ご近所付き合い、一般常識を疑われる。
E:子供のせい・夫婦間のケンカ、最悪の場合、虐待等が起る。
労働価値算出
では、ようやく労働価値の計算をしてみます。
時給は、タウンワークが公開している金額を参考にします。
@:自炊 3時間
3食分を考慮してこの時間数です。調理に2時間、片づけに1時間。
時給は『ほか弁のおばちゃんバイト』で計算します。
都心部は1300円。私の近所は850円。間を取って1000円とします。
A:掃除 1時間
こちらも家の広さや子供さんの趣味に左右されますがね(^-^;
時給は『清掃業バイト』で計算します。1200円です。
B:買い物 1時間(移動時間込み)
時給は『出前・デリバリー系バイト』の1200円です。
C:家計簿の管理 1時間
時給は『経理事務一般バイト』の1500円です。
D:情報収集 1時間
こちらはご近所付き合いだったり、家でダラダラとテレビを
観ている時間として計算します。ポジティブな意味として、
『時事をおさえる、分別を保つ。』こととしますので、時給を発生させます。
『パソコン教室バイト』の半分くらいとすれば500円でしょうか。
E:子育て 8時間
朝6〜8時で3時間+帰宅後から就寝までに18〜22時で5時間。
『保育所バイト』で時給1000円です。
↑↑↑
では、これらを労働一日分として合計を計算します。
【専業主婦・夫の日給】
@:自炊 1000円×3時間=3000円
A:掃除 1200円×1時間=1200円
B:買い物 1200円×1時間=1200円
C:家計簿管理 1500円×1時間=1500円
D:情報収集 500円×1時間=500円
E:子育て 1000円×8時間=8000
合計 15400円/日
まあまあな金額になりましたね。Σ(・□・;)
因みに、国が指定している地元の最低賃金、
740円(/時)で計算しても、11100円/日です。
専業主婦・夫の年収はいくら??
では、次々算出していきます。
さすがに前述のルーティンをまるまる1か月間やるとは
考えにくいので、基本月労働20日間とします。
ただし、それは仕事に出ているパートナーが、休日に
手伝ってくれるということが前提です。
【パターン別専業主婦の月推定労働日数】
A:休日はご主人(または奥さん)が手伝う。⇒ 月労働20日間
B:↑否。手伝わない。⇒ 月労働25日間に仮定
さて、いよいよ年収です。
【専業主婦・夫の個人推定年収】
A:15400(/日)×20(日間)×12(ヶ月)
= 369.6万円
B:15400(/日)×25(日間)×12(ヶ月)
= 462万円
(ん…?これって某ブラック企業よりも高いんじゃ…。)
最低賃金740円(/時)で計算したら、
A:266.4万円
B:333万円
『なるほどねぇ…。』
…といったカンジでしょうか(^-^;
あくまでご参考までにお願いします。
ますます意味不明です。
私個人の主観ではありましたが、
専業主婦・夫の推定年収は360万円前後
ということになりました。わりかし控えめに計算したのでもっとするかもしれません。
こういう計算を自分で考えてやってみるほど、
仕事に出ている人たちはヒマも無く忙しいと思いますので、
ご参考までに本記事を読んでいただけたなら幸いです。
そういうわけで、
ますます世間で『専業主婦・夫はニート同然』と言える
誰かに対しては、ますます意味不明感が増しました。
因みに、北米世帯が舞台になれば、
家事の推定年収は1000万円になるそうです。
日本の3倍ですか!Σ(・□・;)
(向こうの人たちって何でもオーバーに言いたがるので、
話半分で聞いていれば良いと思いますけどね。)
話は少し脱線しますが、ある家庭の話です。
奥さまは母親の介護と同時に、
ご主人の食事も併せてこなしていました。
実家と嫁ぎ先の家を行き来しつつ、
一日を完璧に終わらせることで、毎日が過ぎて行きました。
ご主人は夕方には帰って来れるので、
ごはん時までに何かできそうなものですが、
夕飯が出来上がるまでにしていることといえば、スマホゲーム。
できあがりまでをノウノウと待っては、
良い匂いがしてきたら食卓にのっそり座るだけ。
↑↑↑
これは奥さまも『イラっ』です。
おそらくこういう家庭って、
私たちが察せる以上に沢山あると思うんですよ。
サラリーマンって、外で働いてきたことで
一日を貫徹できている気になっているんですね。
生活自体に終わりも休暇もないんですが、
昔から『やってもらって当たり前』のまま育ってきた人にとっては
家事に手を出すことは『アリエナイ』無意識ができあがっているようです。
在宅ワークがこれからもっと充実する世の中に
なっていくかもしれませんが、皮肉にも、
『サラリーマンでいる方がラク』という人が
目に見えてハッキリと解ってくるかもしれませんね。
追記
自炊はしんどい。
自炊は正直、しんどいです。
それはフィリピン時代も、国内勤務時代も。
独りでいれば特にそう思っていました。
しかも自分が自分を食わせるためだけに作った料理です。
ハッキリ言って不味いと思った日もありました。
だから気分が乗らないときは外食です。
赤の他人でも良いから、吉野家の牛丼が食べたいと思っていました。
言いたいことはズバリ、『母は強し』です。
(場合によれば『父』な時代かもしれませんが。)
先述通り家庭でパートナーに『イラッ』と
しながらも、365日×数十年間…
とても耐えられないわけですよ。私にとっては…。
これが年収350万円って安いかもしれませんね。
あくまで私の主観ですが。
働き方も生活の仕方も、そして価値観と考えも。
技術が進んでるなら、
人もそろそろ変わるべきですよね(*^-^*)。
今の時代は在宅でもサラリーマンの倍以上の稼ぎだす努力家もいます。
推奨する方法でそれを実現できますので、興味がありましたらお目通し下さい。
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