『日本人のことが嫌いな日本人』とは何?
ときどき無性に日本を脱出したくなる西野です。
(脱出したらしたで日本が恋しくなりますが。)
日本を脱出したいと考えてしまうのは、
日本が嫌という理由が主ではないのですが、
とにかく外に出て行きたくてしょうがないのです。
大好きな国と街に、大切な人たちがいるからです。
しかし、日本の内にも外にも、
実はどこにも逃げ場はないものです。
旅先でひょんなことで出会ってしまった人を
嫌ってしまった日にはもう、最悪です。
その人を嫌うだけならまだ良いのですが、
自分の嫌な部分まで見えてしまうわけですから。
因みに私はその経験者です(^-^;
楽しいはずの旅先で気分が最悪になることもあります。
旅は、楽しいものでなければいけません。
せっかくの海外滞在。水を差さないで!
私の経験上、旅先で人を嫌うことに共通する理由があります。
旅先が『海外』に限られますけど、
理由は大きくたった一つです。それは…
過剰に日本を持ち込んでくる。
です。
以前、マナーの悪い日本人について記事を書きましたが、
その人たちが共通してやっていることがコレです。
つまり、旅行先の海外で人を嫌う対象が、
『同じ日本人』になってしまう何とも皮肉な状況です。
同族嫌悪
…というやつですね。コレが始まると、海外では結構つらいです。
もちろん、一切日本のことを持ち込むなとは思いません。
私だって海外に居れば醤油やみそが恋しくなります笑
ですが、過剰に『日本』を持ち込む人たちのそれは、
言葉が悪いですがハッキリ言って見るに耐えません。
愛国心が強いのは結構なのですが、
せっかくの楽しい旅行に水を差しかねないのです。
(事実私は水を差されたことがあります。)
旅人どころか、現地国民たちにも不自由を与えかねません。
私の知っているフィリピン人の友人たちはみんな優しいので、
あんまりそういう事は気にしていない様に見えますが、
あまりにも『日本では…、日本じゃないと…』が多いと、
『うん、じゃあ今すぐ帰ってよ。』と言いたくなります。
海外の人に訊く。日本人の良いところ・悪いところ。
外からの意見にも力を借りたいと思います。
フィリピンに居る友人たちに、尋ねることにしました。
『日本人の、良いところと悪いところ5つずつ教えて!』
二人に訊いてみたところ、こんな答えが返ってきました。
【女性意見:日本人の良いところ】
@:Intelligent, fast learner, creative(賢い、すぐ覚える)
A:Hardworking (勤勉、仕事熱心)
B:Self-reliant.(自立している)
C:Serious type of people(まじめ)
D:Honest and loyal(正直者)
【女性意見:日本人の悪いところ】
@:Extremely shy(極めて内気)
A:What they believe is what it is(物事をそのまま信じる)
B:Not open-minded and difficult to adapt in different society or culture
(心が狭いから違う文化や社会に適応しづらい)
C:High pride(プライドが高すぎる)
D:No I love you.(『愛してる』と言わない)
面白いですね(*^^*)
続きまして、男性意見です。
【男性意見:日本人の良いところ】
@:Respectful(敬意を示してくれる)
A:Soft spoken(話し方が優しい)
B:Diligent(熱心)
C:Hardworking(勤勉、仕事熱心)
D:Punctual(時間を守る)
【男性意見:日本人の悪いところ】
@:Emotionally weak(感情が弱い)=感情がない?
A:Self centered(自分中心)
B:Indecisive(漠然としている)
C:impatient(イライラしがち)
これらのうちいくつかは内心ギクリとさせられます。
当てはまるものもあれば、全くできていないものもあります。
意見の男女差や個人差はあると思いますが、
女性意見の【悪いところB】は、正に本記事で書いていることですね。
ここまで読み進めて下さった日本人のあなたは、いかがでしたか?
郷に入っては郷に従え。
誤解無きよう補足しますが、海外で出会う日本人の人は、
日本に居る日本人よりも日本人っぽいところがあります。
もう一度書きますね。
『日本に居る日本人よりも日本人っぽい』です。
これはつまり、海外で現地国民から日本の事を訊かれると、
ちゃんと日本のことを応えることができるという、立派な事です。
何とも皮肉なことです。
決して自分のことしか考えているわけじゃないんですね。
(むしろ、ただ海外が好きというだけの私の方がワガママです。)
しかしながら先述までの理屈だと、
『日本を知りすぎているが故に、過剰に持ち込みたがる。』
そんな人が現地にいることを忘れマナーを破ってしまうのです。
『マナーを破る』とは、現地の暮らしや文化に
ブツブツと日本を引き合いにしては文句ばかり言う事です。
ちょっと話が複雑になってきましたのでまとめますと、
日本をよく知っていることは良い。
ただ、郷に入っては郷に従え。
偉そうかもしれませんが、そんなことを私は言いたいです。
追記
さらに誤解を生まないよう再補足です(^-^;
本記事では『悪い面』にフォーカスしましたが、
海外で出会った日本人のなかにもかけがえのない
友人が何人か私にはいます。
私が海外就職から帰国した後も、
忙しい中をわざわざ会ってくれた友人たちです。
私にとっては海外で出会ったぶん、特別感が強いのです。
ですので、出会う日本人全員を嫌うことは決してありません。
(むしろ嫌う方が稀なケースです。)
海外で、同じ日本人に出会う事は今では珍しくありません。
その架け橋になってくれるのが現地にいる友人たちや、
コミュニケーションの最重要要素である『英語』です。
価値観の押しつけや他人の雑音。
それを浄化してリフレッシュするための旅なのですから、
アレもコレも、全部受け入れてしまえば良いと思います。
もちろん、『受け流す』ことも大切ですけどね(^-^;
↑これは私自身にも言い聞かせる意味で書きました笑
海外旅行や留学、出張を控えている人は、
ぜひお目通し下さい(無料)。
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