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ニガテな戦争を知り「自分ができること」を考えて

 

 

2019年12月27日

 

 

「次回は戦争の傷跡を綴る」と言い3ヶ月も過ぎてしまいました。
実はよくよく思い出すと、歴史の勉強が一番ニガテだった西野です。
変わらずベトナムでのんびり過ごしております。

 

 

 

さて、苦手だったことを避け続けてきたわけですが、
年末年始にゆっくりできるこの時期に向き合おうと思います。

 

 

 

そもそも私は「戦争」と聞けば「学ぶ意味があるのか」
そんな気持ちで社会の授業に参加してきたような学生でした。
オッサンになった今さら学ぶと言うのだから、何とも無謀なものです。
まぁいいや。何も考えず生きていくよりは…。

 

 

 

おバカなりに、今日まで向き合ってきた「戦争」についてです。
Youtubeや数多あるブログの受け入りですが、自己研鑽のつもりです。

ベトナム戦争って何?

 

ベトナムと言えばよく耳にするのが「ベトナム戦争」
試験や教科書で何度か読み目にした記憶はありますが、
くわしいことは何一つ知らず。う〜ん…。

 

 

 

こんなんでベトナムにいて上から目線で日本語教育やっちゃうと、
何だかジリジリと罪悪感や自己嫌悪を感じて辛くなってきました。

 

 

 

 

ベトナム戦争って何?

 

 

 

『ベトナム独立に向かって、北と南に別れてワチャワチャやった。』
…が、私の最初の理解でした。さて、その詳細をかなり背伸びして綴ります。

 

 

【背景】
第2次世界大戦後、当時ベトナムを支配していた日本軍が負けたので、撤退。
⇒ そのスキをついてフランスがまた出しゃばる。
南ベトナムにあやつり人形的な政権ができる。
革命祖ホーチミン氏が独立宣言し、北ベトナムを率いてがんばる。

 

 

【実は…】
背景のさらに背景には「アメリカ vs ソ連」がある。
このころの「資本/自由主義 vs 共産/社会主義」の世界にベトナムも巻き込まれているのが、ベトナム戦争。
つまり北ベトナムのバックにはソ連、南ベトナムのバックにはアメリカがついており、この理屈や構図では、これは代理戦争っぽい。

 

 

【何でアメリカとかが出しゃばるの?】
共産/社会主義がドヤると、資本家/自由主義者がぶっ殺される危険性があった。
ドミノ式に北ベトナムから南ベトナム延いてはお隣のカンボジアやラオス、タイとかにも共産/社会主義が広がるとヤバいのでアメリカが積極的に出しゃばった(…のだそうです)。

 

上のことを自分なりの絵でまとめると、こんな感じです。

 

 

さて、このベトナム戦争。結末はサイゴン(今のホーチミン市)を攻略した北の勝利。
アメリカ、ゴリ押できなかったんですよ(あのジャイアン国が…)。

統一。でも「みんなちがって楽しい」

 

そして現在。社会主義を生きるベトナム。
私もこの滞在で、バラけて北・中・南部のベトナムを訪ねて来ました。
やはり地域ごとの「人となり」にはちがいが見て取れます。

 

【北部:ハノイ】
勤勉な人が多いです。これは社会主義が高じて「できない奴・バカはおいていかれる」という危機感が人々に根付いているからだと思います。ガンコでプライドが高すぎるのだとか。良し悪しあると思いますけどね(^-^;

 

 

 

 

 

 

【中部:フエ、ダナン】
海に近いためか、各国から色んな文化が集まった場所。その影響か多文化・異文化にはわりと寛容で、性格もゆるい感じの人が結構います。英語も通じます。

 

 

 

 

 

 

【南部:ホーチミン】
「大阪」のような場所と例える日本人が多いようです。戦時中「資本/自由主義」として介入したアメリカやオーストラリアの影響か、ここで一番英語が通じたように思います。とにかくにぎやかで、大らかな人が沢山いました。あと、なんかエロい笑。

 

 

 

 

 

「南北統一・社会主義」と言うもこうやって地域差があるのは、
他国の介入や、今の「一国主義的ではムリ」な世の中が理由ではないでしょうか。

 

 

 

私だって「何でも統一」派は好きじゃないし、
「みんなちがう・ちがって当然・だから楽しい」それで良いじゃんって思います。

「相互主張」で線引きを。

 

争いの原因は「オマエは私らとちがう!だから消えろ!」思想で、
それは国民レベル・そこらじゅうで見られます。恥ずかしい話、私も虫の居所が悪いと、
「オマエは私とちがう!だから消えろ!」…になっちゃうときがあります。

 

 

 

この思想って実は「相互尊重」と言い聞かされて、
ガマンしてきた側の人たちの鬱屈が爆発する結果なんだと、最近気づきました。

 

 

 

だから最近、「相互尊重」をさらに越えて「相互主張」しないといけないな
…と思うわけです。主張し合って分かり合えないなら線引き。それで終わり。
お互いが主張した結果だから、後腐れも少ないんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

 

実は「分かり合えないこと」で避けられる争いもあるのかなって思います。

 

 

 

 

 

「分かり合いたい」から「分からせてやる」ってかんちがいするから、
その先に争いが生まれてしまうんじゃないですかねぇ。
何だか脳みそが、煮立ってきました(;´Д`)

死に至らない「安全な人生」そのためには…。

 

最後に今住んでる場所からバスで10分程度のところにある、博物館の写真を少し。
ここではベトナム戦争で使用された軍機などが展示されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

見回っていくと本当にキリがなく、
マジで目を凝らしていくと4-5時間はかかったのではないかと思います。
それだけ「戦争って、イヤだぁ…」と思わされる博物館です。

 

 

 

ヘタなりに戦争を勉強して、思うこと。
思うだけでは変わらないこと。
ジタバタしないと勉強できないこと。

 

 

 

平和なんて胡散臭い言葉じゃ括れないですが、
平和は「戦争を学ぶだけ」じゃおとずれない。
平和は一筋縄じゃ感じ取れない。

 

 

 

平和の陰には痛みがある。
それを極力避ける、痛みや死に至らない安全な人生にみちびく道。
それが「教育」なんじゃないかなぁって思いました。

 

 

 

私は「日本語教育」に関わってそうやって生きていきたいですが。
日本語の需要は今後どうなっていくのかなぁ…。

 

 

 

「やっぱりジタバタせねば」と、
いつもどおり思考が着地するのでした。

 

 

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