すべての語学教師は、語学力を奪われると何も残らないのか?
目下、『日本語を教えること』を教えていただいている西野です。
今私が通っている日本語教師養成講座では、定期テストが行われます。
今後日本語教師としてのクオリティが求められるためです。
8割以上得点して、ようやく最低評価のC。
それ以上は5点、10点加点されてB、Aといった具合。(まずこの基準も微妙)
何回か受けて、自分が受けた結果は、
C、C、B、C、A、A、A、C
A続きで調子に乗っていたら、直近のテストがC。疲れてきたかなー。
机上のお勉強にもそろそろ飽きが来ているので、ちょっと小休止です。
…で、タイミングが良いのか、久々の実習がこの時期に組まれました。
本当にゴゴゴとドドドのちがいを教えることになりそうです(^-^;
前回選んじゃったテーマが非常に初心者泣かせだったそうなので、
次回はひたすら楽しむことに決めていましたから、好きにやろうと思います。
語学教師が語学を失うと…?
さて、ようやく本題ですけど、
『すべての語学教師は、今の語学力を奪われると何も残らないの?』
早い話が『勉強した言語忘れちゃったら、何もできなくなるのか?』…というお話。
これについて意見します。
私はコレ、『そんなコトない』派なんですがね。人間ってそんな薄っぺらじゃないですし。
語学なんかやらなくたって、ヘラヘラしながら外国人と遊べる人もいますから。
白状しますけど、私は自分で『語学に秀でてる』なんて思ってません。
留学してた、海外勤めしてた関係なく思いません。
会社で使えて、現地で使えて、死なない程度には使えるだけ。ただの中級なんです。
留学できた、海外勤めできたのは、
語学以外でもコミュニケーションできる手段が人間には備わっているからです。
グダグダ長文を書いたり、やたらそれらしい大衆扇動がキライな私なので、
手短にその内容を書きますけど、本当に参考にしてほしいです。
その答えは、表現力。
語学が通用しなかったら、表現力。もうこれしかない。
実際、私はコレで海外勤めやってきたようなものです。
語学ができないなら、ストラテジーしろ!
製造ミーティングで不良が起こる原因を、絵で説明したことがありました。
口だけピーチクパーチク話し合ってるだけの空気が、かったるいと思ったんです。
自慢じゃないですけど、私の案は採用されて、
駐在日本人にはもっと嫌われました。(これは憶測と余談)
こういうのをストラテジー(方略)っていいます。
語学のコミュニケーションが通用しないと外交最前線ではピンチなので、
非言語の手段でそのピンチを切り抜ける。これが定石。
机上のお勉強や口だけ達者な人たちからすれば、これが難しいそうです。
だからTOEIC800点台だけの人は役に立たないんだっての。
要は、言語を奪われたときに自分を表現する『ひらめき』です。
世の中お勉強ばかりでは、役に立たないこともあるんです。
注意しなきゃいけないのは、『表現できる』からといって、
目の前にいるみんなが私のことを理解できるのかと言えば、そうじゃないということ。
だからあらゆる手段を脳内フル回転で探し出し、全部外に出す!理解してもらえるまで。
必死ですよ。必死でしたよ。
‘’何でもかんでも白黒カンタンに付けて、ペロっと言っちゃえ。’’
‘’こじれる、追求されるのが面倒だからズバッと決めちゃえ動いちゃえ。’’
そんなんだからケンカが絶えないんじゃないですか?
そんなんだから居場所が無くなっていくんじゃないですか?
こういうので私自身苦しんできた経験がありますし、
阻止するのが語学教師の役目なのかなって、今は思います。
はぁ…。また海外で働きたいな。がんばろう。
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