『何とかできる』 経験のある人は強い。
『何とかなるさ!』
そう豪語できる人のタイプには2種類います。
それは、『自分で何とかする』人か『何とかしてもらった』人です。
その違いを見極めるのはカンタンです。
苦境や逆境に追いやられたときに、
堂々としているかいないかです。
そしてこれはそのまま、仕事のできる・できないに直結しそうです。
特徴@:本番に強い
『何とかする人』いつ何時も頭を回転させています。
仕事中はもちろん、
・ごはんのとき
・トイレのとき
・お風呂のとき
どのような状況に置かれても心の準備ができていますので、
人前で話をすることにも物怖じしません。
『全く緊張しない』のはただの鈍感か能天気ですが、
本当に本番に強い人は、本番直前までの『緊張』を受入れ、
本番でその『緊張感』をパワーに急転換できます。
歌手の和田アキ子さんなども、そうですね。
本番直前まではド緊張しているので、
その緊張をほぐすため憧れのレイ・チャールズの写真を眺め、心を鎮めるそうです。
本番では明るく力強い歌唱力が発揮されるのは、
『スーパースター』の証しです。
特徴A:実は自信が無く、臆病。
自分に自信があるのではなく、
自信が無いからこそあらゆる状況を想定することができます。
臆病(おくびょう)な人ほど、
実は強いというのはウソではない理屈のようです。
臆病だからあらゆることに手を打つ。
これが『何とかできる』パワーになります。
逆に『何とかしてもらう人』は『何とかなるさ』と豪語しながら、
突然独りでしなければいけない状況になると、
掌を返したように慌てて困り果てます。
そこには『何とかできる』能力などは一切無く
『もろさ』しか露呈されません。
特徴B:腹をくくる。
『結局、やらねばならぬ。』これが解っていれば、
いかなる状況でも開き直ることができます。
それもただヤケクソという質の低いものではなくて、
ちゃんと冷静な判断と正しい行動に向かいます。
これが『何とかできる』人の、『腹をくくる。』です。
例えばフィギュアスケート選手が、
練習ではバッチリ決めていた3回転ジャンプを、
本番で失敗してしまうのは何故でしょうか?
それは、『練習は、練習でしかないから』です。
本番での空気感やライブ感は、
本番でしか味わうことができません。
技術が練習によって磨かれ、
本番での精神の弱さを救うのは技術。
これを一流の選手ほど熟知しています。『腹をくくる』ことができるのは、
精神の弱さをカバーするための知識や技術を練習で鍛えているからです。
特徴C:悪書・悪手を知る。
『悪書を知れば、良書が解る』
と言います。
『何とかできる』人には『これをすることは、良くない。』
そう気付けるスピードが備わっています。
最悪の事態を想定することができるからです。
その臆病は先述通りあらゆる手を尽くす『行動』に変わります。
逆に『何とかしてもらう』人は、
世間一般的に『良い』とか『正義』とされている
キレイな物や無難なことにしか手を染めていないので、
『行動力』も『発言力』もただ遅いのです。
苦い経験も、悪書・悪手の一つと言えるでしょう。
そして、何度も『失敗』をくり返してきた人は、
『悪書を知る』良質で賢明な経験者です。
苦境や逆境は、
大理石の階段をノウノウと昇っているエリートには理解できません。
もちろん苦境や逆境など望みたくはありませんが、
これらを経験できることはむしろ幸せなのかもしれません。
『最後に勝つ』・『結果オーライ』全てはそのために。
自由を愛する者として、いつ何時でも『何とかできる』。
その心構えと知識は備えていたいものです。
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