トップへ戻る

 

 

「煽(あお)り言葉」が止まらない。

 

 

2021年9月2日

 

今日はベトナムの独立記念日です。
それに併せてか、現地では連休が始まるようです。

 

 

 

本来はこの連休でベトナム国内を旅する予定でしたが、
人生はうまくいかないものですねぇ。
未だに日本に引きこもっています。

 

 

 

さて!話は変わりますが!

 

 

 

本稿は「若者言葉」を引合いにしまして、
そのルーツや機能について個人的な偏見と妄想を記します。

 

 

 

まず偏見一。
「若者言葉」の背景は、「vs大人」です。

 

 

それでは、参ります。

そもそも、なぜ若者は新しい言葉を作りたがるのか。

 

30代のオッサンなりに思いつく限りですが、
ネットスラングも併せ、今は次々新しい言葉を耳にします。

 

 

 

 

なう

 

ウケる

 

激おこぷんぷん丸

 

ぴえん

 

 

 

自分が若者なら、まず他人から欲しい言葉は、
それって、どういう意味?」です。
このくり返しで始まるのは、精神的優劣だから。
もちろん上に居たい。

 

 

 

優劣うんぬんに関心がない子らもいるでしょうが、
それでも「若者言葉」を使う理由は「大人を煙に巻く」だったり、
「何となく一体感」など、様々あると思います。

 

 

 

大人の一存でアレコレ指図される毎日を若者たちは過ごしています。
こういう現象が起きるのも密かなストレスの表れでは?

色んな機能があるが、本質は「マウント」。

 

偏見二。「若者言葉」の持つ「機能」です。

 

 

 

それが「マウント」とか「上から目線」、
さらには「ユルさの醸成」であることです。

 

 

:前身として「笑(warai)」があるが、ローマ字表記語頭のwが雑草に見えるため、転じて「草(くさ)」になった。対人・対象物に向けて嘲笑う様子を想起させる機能あり。主に「打ち言葉」のネットスラングとして使われ、文末に付く。

 

例文:今日のプロ野球、巨人ボロ負けで草。

 

 

 

なう:こちらも「打ち言葉」で、主にSNSで使用される。英nowと同義だが、ひらがなで表記される。承認欲求を控えめに表現する機能あり。文末に付く。

 

例文:友だちとパーティーなう。

 

 

 

ウケる:類義語→「笑える」。雑談中の極めて短い返し表現になる傾向あり。「受(ウ)け(ケ)入れてやれる」と解釈されかねないため、聞き手次第では何となく「上から目線」でものを言われている感覚を覚える。

 

例:A「あれっ?スマホ、家に忘れてきちゃった。」
B「何ソレ、ウケる。」

 

 

 

激おこぷんぷん丸:類義語→「激怒/憤慨」。何かに怒っている人物に向けてそう呼ぶ。怒っている人物に対して労う機能はなく、むしろ小馬鹿にしかねない表現になる。良い意味では怒りを和らげる「ユルさ」を持ち込む場合もある。

 

例文:今日の先生、おこ(←略称されることも。)だよ〜。怖っ。

 

 

 

ぴえん:類義語→「悲しい/情けない/泣きたい・泣いた」。泣く様子をオノマトペ(擬態語)として表現した「ピエ〜ン」が、さらに短くされたもの。不幸な人に向けて、さらに揶揄るような機能を持つが、逆に感謝を表せることもあるようで、用法が複雑多義である。

 

例文1:このままじゃ将来年金貰えんぴえん。
例文2:失敗したのに、みんなが優しくてぴえん。

若者言葉やネットスラングには、煽(あお)る機能がある。

 

以下、管理者一個人の妄想としてお楽しみください。

 

 

 

若者言葉を使う本人たちに他意はないでしょうが、
本稿のような若者言葉には「煽(あお)り」の機能もあると
思いました。

 

 

 

「煽(あお)る」という言葉を調べれば、
先に「風を起こす」「おだてる」等の意味とわかりますが、
さらに調べていくと「相手を挑発する」という意味があります。

 

 

 

そういうわけで、今の若者やネット民たちは、
お互いを煽り合っている機会に身を投じていることになります。
そう考えれば、ネットの誹謗中傷がなかなか無くならない理由も、
何となく納得できてしまいます。

 

 

そして、どうでもいい話ですが、
2chの創設者ひろゆきの動画が、なぜか私のアカウントYoutube
の「おススメ」に拾われました。一度も検索したことないのに。

 

 

 

一度だけその「ひろゆき」を観ましたが惹かれることもなかったし、
分かったことは「煽(あお)り顔」だなぁってことくらいです。

 

 

 

ただ、ネットスラングの元祖がこの「ひろゆき」だったのか?
って、勝手に妄想すれば、この人も使用言語に関わったことに
なるのでしょうか。うん、たぶんちがう。

ネットは今後も必要か。

 

私が本格的にネット世代になれたのは、
今からだいたい15年ほど前です。大学生でした。

 

 

 

自分で言うのも何ですが、丁度良いタイミングで、
ネットの集合知に触れることができたと思っています。
今は自分で考え判断することもできますし、
困ったらネットの情報を参考に解決できることも多いです。

 

 

 

一方、私より一回り若い今の子らについては、
非常にきびしいなって勝手に感じています。
(大きなお世話(^-^;?)

 

 

まだ善悪の判断が甘い10-20代の子らが、
ネットの集合知に触れすぎると、
経験感則(←造語)がマヒすると思うからです。
つまり、ネット依存で得た情報や知識だけで、
すでにもう「何でも知ってる感」ができあがるわけですよ。
そりゃあ、無条件で大人がバカにされるわ苦笑。

 

 

 

ネットは今後も必要ですが、
使用権限とか、その辺がきびしく統制されるかもしれません。

もう「普通」でいいやん。

 

先述どおり「スラング」には、
何となく「カッコ良さ」はあるのかもしれません。

 

 

 

ただ、その新しく生まれた言葉を追求すれば、
聞き手によっては傷付くことだってあるかもしれません。

 

 

 

そして、ここからは私の最後の偏見ですが、
「みんなが使ってるから」や「トレンド感」で、
いちいちスラングを使う人はもう、鬱陶しいだけ

 

 

 

もう「普通」でいいやん
って、思います。

 

 

 

いずれの時代も、その時代の流行が表れますが、
「使う/使わない」は、当然人それぞれ任意です。

 

 

 

ただ、「使っていればマジョリティ(多数派)」で、
「使っていなければマイノリティ(少数派)」みたいな風潮は、不愉快です。
そのマジョリティが「煽(あお)り言葉」であるなら、尚更です。

 

 

 

日本語教師として、
本稿については今後も色々思うところがありますが、
外国人らに歪んだ表現は教えたくないなって思います。

 

 

 

【追記と補足】

 

 

本稿で「若者言葉はネガティブなのか」と解釈されかねないため、
ここでは少しだけ補足です。

 

 

 

冒頭で記しましたとおり、
この記事は管理者の偏見と妄想のもとできあがりました。

 

 

 

投稿後に挙げた若者言葉をさらに調べていくと、
なかにはポジティブな意味もたくさんありました。
興味がある人たちは、ぜひ追及されてみてください。

 

 

 

ただ、オッサンの戯言にはなりますが、
若者言葉は複雑多義で、聴き取る側からすれば、
正直めんどくさいのよ。もう、普通にしゃべって(^-^;

 

 

 

さらに、社会人になればその若者言葉は、
ほぼ使えなくなっていくと思います。
先述「もう『普通』でいいやん」と記したのは、そのためです。

 

 

 

【関連記事】




無料プレゼント



【単身渡航マニュアル】





今は、日本語だけで事足る時代ですか?

はい。⇒ TOPへ。
いいえ ⇒ 海外単身渡航マニュアル(クリックして無料ダウンロードできます。)
もう、海外で仕事したい。 ⇒ 履歴書ひな形と面接・渡航対策(クリックして無料ダウンロードできます。)

注:無料プレゼントを受取るためには、Cookieが有効であることを先ずご確認願います。
(Cookieが無効である場合、プレゼントを受取ることができない場合がございます。)⇒詳細


 
HOME プロフィール お問合せ お知らせ バックナンバー 日本脱出?