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カンタンに他人を『スゴイね!』と言ってはいけない。

 

カンタンに他人を『スゴイね!』と言ってはいけない。

 

人に褒めていただけることは、
この上なく光栄で素直に嬉しいものです。

 

 

…が、その言葉にいつまでも甘んじていては
衰退の始まりです。

 

 

自分を厳しく律してこそ『本当の自由』が手に入る。
ちょっとくそ真面目な話です。


精神安定剤だけでは成功しない。

 

私はたまたま歩んできた人生経験上、
色んな人から『スゴイですね。』と言っていただけます。
本当に有難いことです。

 

 

海外留学・海外就職、脱サラ起業…。

 

 

一切無縁の人たちからすれば、
たしかに『スゴイ』と思っていただけるかもしれません。

 

 

素直に嬉しいし、私もやる気が出るものですが、
こういう労いの言葉にはありがたい反面少し警戒心や
危機感を感じてしまいます。

 

 

なぜかというと、アメを与えられ過ぎた子供は、
いつか虫歯を患い痛い目を見るからです。

 

 

嬉しいんです。

 

 

そして、言って欲しいんです。

 

 

確かに自分を『スゴイ』と言ってもらえると…。
私は元々甘ちゃんな性格なので(^-^;

 

 

それでもやはり、労いの言葉ばかりを
精神安定剤にして現状維持ばかりを考えていては、
いつか衰退がおとずれます。

 

 

そしてその環境が、ルールや特権階級が成熟した
会社のような状態であると、
『ほめちぎっていいように使い回す』
という
タチの悪い奴隷増員工作に陥ってしまいかねません。

 

 

甘い言葉には落とし穴があります。
注意が必要ですね。

馬鹿にされてはいけない。

 

メジャーリーガーのイチロー選手は、
渡米当初はチームメイトにこう言われたそうです。

 

 

『君が来るのを待っていたんだよ!』

 

『おぉ、ぜひうちの1番を打ってくれ!』

 

 

とにかくまぁ、彼らは褒めちぎるんだそうです。
これが欧米風の最初の礼儀だとしても不自然ですね。

 

 

なぜなら、新しい環境で何も証明していないし、
結果すら残していないからです。

 

 

イチロー選手は即座にこう思ったそうです。
『…馬鹿にしてるのか?』

 

 

そして新人王や首位打者、MVPを取ってから
自身の能力をアメリカ全土に示した後は、
アメリカ人たちの態度が逆転しました。

 

 

『チームの勝利よりも個人成績を重視する、
セルフィッシュ(自己中心的)な選手だ。』

 

『個人成績ばかり気にして、チームに関心が無い。』

 

 

こう批判され始めたとき、イチロー選手はこう思ったそうです。
『ようやくアメリカ人も僕のことを評価し始めたな。』

 

 

イチロー選手が徹底して労いだけの甘い勝負を嫌い、
ストイックなまでに自分を律していることが良く解る、
偉大なエピソードですね。

 

 

さて、偉人の事実開示ばかりで字数が稼がれても
面白くないのでここまでにしますが、
私なりにイチロー選手の実話から考察できることは、

 

 

『ひたすら褒めちぎられているうちは凄くも何ともない。』

 

『本当に凄いと思われたいのなら、黙らさなければいけない。』

 

こう結論づけることができます。

結局『自分は大したことないですよ』と言っているようなもの

 

人をリスペクト(尊敬・尊重)することは大事です。

 

 

人間関係を円満にするうえで、
確かに時には人をほめることも必要でしょう。

 

 

しかし…
『スゴイですね!』
『私なんかには無理です。』

 

 

そうあっさり口にし過ぎる人は厳しい言い方になりますが、
『自分は大したことないですよ。』
そう惜しげもなく相手に公言していることと同じです。

 

 

かく言う私も学生時代に成績の良い友人や、
憧れのバンドマンたちに向かって、
惜しげなく口にしていました。

 

 

『スゴイですね!ヤバいですね!』
『今度教えて下さいよぉ!』

 

 

今考えても恥ずかしいものですが、
『自分って、大したことないんですよ。』
とアピールしていたようなものです。

 

 

ただ、そう口にできる人の気持ちも解るんです。

 

 

人間は本当に弱いので、
10割ムチのような環境でストイックに生きていくことなど、
よっぽどのマゾヒストでない限りほぼ不可能です。

 

 

そして、『Mです。』などと公言してキャラ作り
している人ほど本当はアメを欲しがっているし、
公言しているほどムチ耐性はありません。

 

 

だからこそ誰しもがアメを欲しがっていますし、
その気持ちが解っているからこそ『尊敬』という
皮を被ってカンタンに他人へ『スゴイですね』と
連呼してしまうんですね。

カンタンに手に入るアメはダラダラと味わわず、『即、かみ砕く。』

 

結局アメとムチは使いようですが、
自分をしっかりと律するポイントと、
素直にアメを受け入れて自分自身をほめてあげること。
要するに『自立意識』が全てを左右します。

 

 

くどいですが、『スゴイですね。』
言ってもらえると素直に嬉しいです。

 

 

…が、そのカンタンに手に入ったアメを、
いつまで経ってもペロペロペロと味わっていては、
時間のムダです。

 

 

時間をムダにすることは、
能力を高める機会を自ら減らしていることなので、
ここに直ぐピンと気付ける人は対応がちがいます。

 

 

アメをじっくり味わって良いのは、
知恵や能力を習得するために脳の糖分を使い切った人です。

 

 

別段苦労もせず、カンタンに口に運ぶことができた
アメは、最初だけ味わい直ぐにかみ砕きましょう。

 

 

自分を律するということは、そういうことですね。

 

 

 

追記

やっぱり、マインドセット。

 

 

 

逆説的に本記事に相反する話をします。

 

 

たしかにアメばかりの人生は言葉通り『甘い』
ですし、真価を得るためにはムチが必要です。

 

 

 

ただし

 

 

 

チだけの人生もまた危険そのもので、
ムチだけしか与えることができない、
受けることができない人もまた『無知(むち)』
と言えるでしょう。(ギャグじゃないですよ(^-^;)

 

 

下手するとムチが癖になる、
それこそ演じることなく『M(ムチ)です。』
と公言できる人間が誕生してしまいます。
(こ…これもギャグじゃないです(^-^;;;)

 

 

最悪の場合、今まで100%受けてきたムチが
正解だと信じ込んでしまい、他人にも同じだけの
ムチという苦痛を与え続けます。

 

 

自分が耐えることができたムチを、
同じ人間の他人も当然耐えることができる。

↑↑↑
こんな思考回路だからです。

 

 

アメとムチの使い分け。
使い分けるポイントは自己分析。
つまりマインドセット(心構え)ですね。

 

 

これはビジネスにおいてもっとも大切なことです。
自分と他人、お互いを守るためにも。

 

 

あと、たまには贅沢しましょう。

 

外食先:@

 

 

 

外食先:A

 

 

 

帰宅後:デザート@

 

 

帰宅後:デザートA

 

 

寝る前(歯は磨きましょう(^-^;)

 

 

 

 

 

 

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