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3000円ドブに捨てるつもりが、20倍になって返ってきた話。

 

お金には、思考回路を支配するおそろしい力があります。

 

 

悪意で使えば、他人の自由と愛を束縛することもできてしまうからです。

 

 

現実的に言えば、
確かにお金があるにこしたことはありません。
しかし、常に思考を止めていない人には、お金は通用しません。


彼女と別れたあと…。

 

大学時代に付き合った彼女がいました。
性格は大人しく、シャイなところがあったので、
静かな図書室でコツコツと口説く日々をくり返しました。
ある日を境に、OKをくれた優しい女の子です。

 

 

ところがお互いに実家暮らしと独り暮らし。
日々の暮らしや価値観のちがいに、
いつしかすれ違いを起こすようになりました。

 

 

別れを切り出してくれたのは、彼女の方でした。
私は勇気もなかったし、
付き合い続けていれば何とかなるとでも思っていたのか、
思考もすでに停止していました。

 

 

彼女の選択は、間違っていませんでした。
誰も、思考停止した男と付き合ったりしたくないと思います。

 

 

『これが現実だ!』
こう言い聞かせながら、彼女を駅まで見送った帰り道。

 

 

情けないような

 

自分が許せないような

 

腑に落ちないような

 

 

こんな気持ちで財布に目をやれば、
持ち合わせていた金額は、たった3000円

 

 

それに輪をかけてちっぽけだった私が、
帰り道に目にしたのは、パチンコ店。

 

 

『とにかく、3000円ぽっちではあるが、
パーっと使って胸のモヤモヤを解消してやる!』
そんな浅い考えでフラフラとそのパチンコ店に向かいました。

そこからお金で、何かできるというものではない。

 

3000円ではありますが、
当事学生だった私にとっては、学食1週間分は浮く金額でした。

 

 

そんな事には一切気にもふれず、
この心の虚無感を満たすべく、
人が多い場所、音が多い場所。
それをたまたま満たしていた場所が、パチンコ店。
ただそれだけのことでした。

 

 

『3000円なんて、一瞬で無くなっても良いや。』
こんな気持ちだったと思います。
彼女を失ったことで、思考もショートしていました。

 

 

台も選ばずボケーっと座った場所から、
まず1000円を投入。何も起きません。
玉数を見て、もう1000円。何も起きません。

 

 

想定内です。
帰って友達に連絡するかどうか、迷い始めていました。

 

 

入れども、回せども、
ウンともスンとも言いません。

 

 

ラスト1000円。
奇数揃い・継続確定。
とにかくいけるところまでやるか。
予定変更です。

 

 

そのあとは予期もせず、
機械がギラギラ鳴ってくれたので、
止むまで続けることにしました。
気付けば足元にある玉カゴは積み上がるばかり。
一体何が起きているんだ?

 

 

上手くいきすぎな想定外もそろそろ終わり、
気が済んだので、換金所へ向かいました。

 

 

換金所から、無造作にがさッと返ってきたのは、
63400円

 

 

放り捨てるつもりでぶち込んだ3000円。
20倍になって返ってきました。
『俺にどうしろと言うのだ?』

 

 

6万円もあれば、彼女に高級なバッグでも買えたのか?
それとも、ディズニーランドにでも連れて行ってあげられたのか?
もう彼女は返って来ないのに?
このとき、お金で人の心は縛れないことを痛切に理解しました。

 

 

そのあと、別れた彼女に何かしても、
気持ちまでは変えることができないこと。
そして何より、思考を止めていなかった彼女に
お金は通用するはずがないこともわかっていたからです。

 

 

バカらしくて、滑稽(こっけい)で、
余計情けなくて。

 

 

そんな話など友人には恥ずかしくてできるはずもなく、
ラーメンをおごって、カラオケに付き合ってもらいました。
その日は静かに終わりました。


人生そんなもんだ。←これが一番危ない。

 

私が、自分を唯一ほめてあげたいところ。

 

それはその日以降、
パチンコ店には二度と行かないと決め、
それを今も守っていることです。

 

 

3000円が6万円になって返ってきたとき、
お金で人を縛ることはできないことと同時に、
望まなくても、思いがけない運まで引き寄せる力が、
お金にはあることを知りました。

 

 

人生を生きていくうえで、努力や生きがいを奪う恐怖でした。

 

 

先ほどまでの話は、『捨てる行為が、お金を生んでしまった』話です。
努力や生きがいを捨てても、肉体が滅びない限り人生が続くということです。

 

 

努力や生きがいを捨てても、
お金が舞い込んでくるとすれば?

 

 

『人生そんなもんだ。』
こういう投げやりな気持ちが生まれます。
もっとも危険な心理です。

 

 

『人生そんなもんだ。』
この言葉って、ぴったり思考停止に相応しいと思いませんか?

 

 

思考停止した人は、自分で考えなくなります。
その後はデスロードの始まりです。

 

⇒ 他人に依存するようになる。

 

⇒ お金で束縛されるようになる。

 

⇒ 不自由に気付く。

 

⇒ 自分で考えないから、そこに居心地の良さだけを見出そうとする。

 

⇒ 他人に依存するようになる。(くり返し…)

賢い人は、お金よりも思考を優先させる。

 

正月特番で、お笑い芸人博多華丸・大吉さんを観ました。
二人の結成26周年を祝い、恒例のイベント行事を放送したものです。

 

 

シンガポールの競馬場で、
100ドル賭けた馬が単勝で3.2倍。
320ドル返ってきました。
日本円で24000円くらいでしょうか。
『ストリートで受けた占いが当たった!』
と、面白おかしく盛り上げていました。

 

 

しかし、次のレースにも賭けることになりました。

 

 

二人の複雑そうな表情から、気持ちは何となくわかります。
誰も勝って手にしたお金を、勝つ保証の無い次のレースに使いたくはありません。
『一番の必勝法は、買わんコトよ!』
そう口にしながらも、前のレースで勝ったお金を賭けます。

 

 

二人はせっかく勝って手にしたお金を、
わざわざ次のレースの賭け金にしました。

 

 

まずこのことから、二人はとても賢いことが、わかります。
次のレースに勝っても負けてもテレビ的に面白いからですね。

 

 

自分たちだけの私利私欲のためなら、
きっと馬券は買わないでしょう。
テレビのため。または観てくれている人のために。
敢えて勝てる保証のない次のレースに賭けたのです。

 

↑↑↑
結果が気になる人はこっそり教えますので、
メールでも下さい…なんて(^-^;

 

 

前置きが長くなりました。
思考を優先させた結果、
テレビや視聴者のためになる行動になったのは、
『お金が全て』という考えが、
あまり周囲のためにならない場合もあることの証明だと思います。

 

 

このように賢い人たちは、
お金のことよりも思考を最優先させている、ということです。

 

 

 

追記

 

 

 

時を同じくして、学生時代。
パチンコ店の常連として通い続けた同期がいました。

 

 

パチスロ雑誌を片手に、どうやら羽振りも良く、
学生の身分で車も手に入れ、毎日好きに暮らしていました。

 

 

貸したものを返せないいい加減な男で、
一部の同期からは難しく思われていました。
かく言う私も、その一人です。

 

 

もちろん、
彼の生き方も人の人生なので特に何も言えませんが、
何となく『お金がすべて』感を匂わせる男だったので、
少し距離を置いていたと思います。

 

 

『お金がすべて』を否定する権利は、私にはありません。
それは人の価値観・生い立ちは100%異なるからです。

 

 

そして、パチスロで羽振りが良いとか、
学生のクセに車を持っているとか、
そんなことにわざわざ過敏になることも、ただの嫉妬です。

 

 

そういう生き方で満足する人もいれば、
二度と手を染めず、他の生き方を選ぶ人もいる。
そういうことですね。

 

 

私はお金に思考を鈍らされず、
大切な人と自由に笑顔で幸せに生きていたいです。

 

 

みなさんは『お金と思考』どちらを優先させますか?

 

 

 





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