ウソやハッタリで自分を大きく見せようとする人たち。

 

 

ビッグマウス(Big Mouth)と言う言葉があります。
ハッタリや大口を叩く人のことを指し、
その意味は人次第で良くも悪くもなります。

 

 

ウソやハッタリで情報弱者を狩る悪徳ネットビジネスマンも
世の中にはいるようですが、それに似た輩は現実世界でもハッキリしています。

 

 

私は30年という短い人生のなかで、色んな人と出会いました。
60年生きた父や母でも『こんな人初めてだな!ありえへん!』
…と、驚くことはまだまだあるそうです。

 

 

付き合う友達は変わる時期がありましたが、
その中でもウソやハッタリが湧き水のように出てくる人も中にはいました。
今頃、その人たちはどうしているのだろうと、
半ばどうでも良いとは思いつつも考えてしまいます。

徹底的に追及すれば、やはりボロが出る。

 

付き合う友達が変わっていくときは、
どうしても馬が合わなかったり、生理的に受け付けない。
そういう理由でいつのまにか疎遠になっていきます。

 

 

疎遠になる人は大抵冒頭に述べた『平気でウソやハッタリをつく人』たちでした。

 

 

私も若かったぶん性格がゆがんでいたためか、ついイライラして、
ウソつきやハッタリには徹底してボロが出るまで追求したことがあります。

 

 

ある日のこと。『お前にファッションセンスを感じないから教えてやる。』
と言うので、その友人宅を訪ねると…

 

 

薄暗い部屋に、ジーンズやシルバーがジャラジャラとぶら下がり、
部屋はたばこのヤニやお香のような香りが混じって、
何となく気分も悪くなってきました。

 

 

『ファッションセンスを更生してやる。』と言ってくれたものの、
正直、自分のファッションセンスどころか、
彼の部屋の衛生面から気になって仕方ありません。

 

 

独特な雰囲気を持つ部屋は、
彼なりのキャラ作りか威嚇(いかく)なのか分かりませんが、
直ぐに帰るのも失礼なのでお言葉に甘えて服を新調してもらいました。

 

 

部屋当たりを見渡せばやはり独特です。

 

 

とにかくリビングは薄暗い。洗面所はピンクライト。(ラブホテル?)
テレビも音楽もつけずただ無音。

 

 

だんだん気分が悪くなってきたので、
(なぜ来てしまったのだろう…。)
そんな気持ちになっていきました。

 

 

やがて新調作業をせっせとする彼が、
聞いてもいないことをべらべらと話し始めました。

 

 

『女が連絡ばかりしてきて、しつこい。』

 

『あ、そうなんだ…。同じ学校?』

 

『いや、県外。』

 

『県外?遠距離なんだ。』

 

『ああ。』

 

『かわいいコ?写メ見せてよ。』

 

『あいつは写真を嫌うから、無い。』

 

『あ、そう…。』

 

…つづいて次戦。

 

『自分の服は、自分で新調しないの?』

 

『しない。俺のスタイルは、日本人離れしてるからな。』

 

『自分でも、わからないんだ?』

 

『まぁな。』

 

『外国人と日本人はどうちがうの?』

 

『アメリカに行ったとき、だいたい分かった。』

 

『アメリカ?すごいね!』

 

『無一文だったからな、でも俺くらいなれば何とかなるぞ。』

 

『アメリカのどこ?』

 

この辺あたりから私もウサん臭さしか感じていませんでした。
すでに会話のテンポは悪いです。

 

『アメリカのどこ?』

 

『西あたり。』

 

『西?』

 

『ああ、西。』

 

『西岸部だったら、カリフォルニア?』

 

『ちがう。もっと南。』

 

『?テキサスあたり?』

 

『まぁな。』

 

『テキサスってどのへんだっけ?』

 

『…』

 

『ダラスがあるよね?』

 

『…あぁ。』

 

こんなカンジで中身の全く無い会話が続き、
新調されたジーンズは、ダメージだらけで一度も履けませんでした。

『今すぐ1000円、払いに来い。』

 

数日後。
突然携帯電話にかかってきた彼の言葉は何と…

 

 

新調代、有料。

 

 

バイトを終え身体が疲れ切っていたのですが、
『なめてんのか、今すぐ部屋まで払いに来い。』

 

そう言うので、コトを大きくすればろくなことにならないと思い、
冬の寒い外急いで原付バイクを走らせました。

 

 

1000円ぽっちではあるものの、
当事の私は学生食堂で食いつないでいたので、
3食分は取られて地味にヘコみました。

 

 

中身の無い会話とぼったくりサービス
(ウソとハッタリ+履けない新調ジーンズ)

 

 

これらが、思い起こされました。
別に店員とお客様のような関係でもない、ただの友達関係だったのですが、
私は何かを彼に告げたりすることなく1000円払って静かに彼の部屋を去り、
二度と関わらないことに決めました。

ハッタリを本物にする?それとも押し通す?

 

1000円のためにバイト終わりの夜10時以降、
なぜそんなに彼は怒って電話までしてきたのか?
今となっては自分も、もう少しうまく彼と
付き合うことができていたのかもしれません。

 

 

ただ、ウソやハッタリで自分を塗り固めるような人間であるなら、
私はあまり付き合いたくありませんし何より果てはみじめです。
(1000円でくだらないトラブルになる様な。)

 

 

自分を大きく見せようとする人たちが使う言葉は、
えてして暴力的です。

 

 

自分は『ヤバいな!』と感じれば直ぐに逃げる性格が幸いしてか、
1000円程度で何とか事なきを得ましたが、
今も彼のウソやハッタリにだまされる人がいるのかと思えば、
何となく複雑な気持ちです。

 

 

数か月後、
そのハッタリ男はいつの間にか学校を辞めていました。

 

 

中退して専門学校に通っている情報は入ってきましたが、
特に会って話したりすることもありませんでした。

 

 

友達がひとり疎遠になる気持ちは寂しいものです。
彼のハッタリが、いつか本物になれば仲直りできるのか?

 

 

それとも私が彼のハッタリを受け入れて謝罪すれば
全てが丸く収まっていたのか?

 

 

それは時間がきっと解決するのでしょうが、
私は前者であることを願うばかりです。

 

 

 

 

 

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