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キレイごとが、この世から無くならない理由

 

キレイごとが、この世から無くならない理由

 

みんな、愛してる。

 

夢はきっと、叶う。

 

俺たちは、仲間だ!

 

モテない青春時代や稼げない不自由な社会人時代
ギザギザに尖りまくっていた私は、
こういうキレイごとを極度に嫌っていました苦笑

 

 

ただ、この年齢になって気付くことがあります。
そもそも何でキレイごとって無くならないんだろう?


とにかく、受け入れることができない。

 

個人的な嗜好(しこう)や特別あつかい等もありますが、
私が尊敬するミュージシャンやスポーツ選手は、
あまりキレイごとは口にしません。

 

 

どちらかと言えば、淡々と日々の仕事をこなし、
確実に大きな壁を乗り越える口数の少ない人たちです。

 

 

そして彼らは逆境や苦境に立たされたとき、
どう受け入れて、どう感じて、どう行動するかを、
筋の通った言葉で冷静かつ攻撃的に述べます。

 

がんばろう。

 

愛してる。

 

きっと叶う。

 

この手類の言葉をあまり使いません。
それが影響してか、私自身も極度にキレイごとを
疑ってしまうクセがついていてなかなか前向きに受け取れませんでした。

 

 

そもそも『がんばろう』という言葉は、
『がんばった』人に対しては、
ものすごく失礼で残酷な言葉だと思いませんか?

 

 

『がんばっている』人は『がんばったから』こそ、つらいのです。

 

 

『夢はきっと叶う。』なんて、親に言われても、
『じゃあ、あなたは夢が叶ったんですか?』
と訊けば、『お前が生まれてきてくれて、今の生活で十分さ。』
そう言って煙に巻くのでこちらも全く疑問です。

 

 

とにかく素直にキレイごとを受け入れることができませんでした。
何でもキレイごとで誤魔化したがる先生方には嫌われていたでしょうね(^-^;

最後に、すがりつくもの。

 

さて、キレイごとはまだまだ無くなりません。
…というより、『無くなってはいけません。』
そう唱える人がいます。なぜでしょうか?

 

 

それは結局、人が最後にすがりつくものが『愛』だからです。

 

 

私がキレイごとを極端に避けていた理由は、
何だかんだで恵まれた環境にいて、
切羽詰まるほどの苦境や逆境ではなかったからです。

 

 

確かにいざ、会社や渡航先での理不尽 退職、転職をくり返すと、
いよいよ終わりかという不安に駆られてしまいました。

 

 

そんな時に日々私を救ってくれたのは、
家族や彼女、友人たちの言葉でした。

 

 

きっかけは、帰国後。
渡航先から帰国した時に前々職の先輩と食事に行きました。

 

 

正直誰かと会っていないと気が滅入りそうでした。

 

 

さらに、現地で受けた駐在員日本人からの不毛な扱いに、
怒りもまだおさまらない状況でした。

 

 

加えて彼女とも離ればなれになってしまったので、
気分は最悪です。

 

 

そんな心境のなか先輩は何も言わずカラオケに誘ってくれて、
好きな音楽を好きなだけ歌わせてくれました。
そして、深夜に寄ったファミレスでこう言ってくれたのです。

 

 

『まぁ、良い時期に帰って来れたんじゃない?
そのままダラダラ使い回されるよりはさ。』

 

 

『がんばれ』とか『早く次の仕事見つけろ』
そう言われたらどうしようかと思っていましたが、
この言葉で、私の全てが救われました。

 

 

中身の無い、『がんばれ』・『きっとできる』
という言葉よりも断然心にひびく言葉でした。

 

 

そこからやっと、『よし、がんばろう。』という気持ちになれました。
苦境や逆境に立たされたとき誰しも『最後にすがりつくもの』が、欲しいものです。

 

 

ギリギリで手を差し伸べてもらえる『愛』を、

 

 

本当はまだ信じてる。
本当はずっと信じてる。

 

 

これが、『キレイごとが無くならない理由』です。

キレイごとは、共存共栄が目的。

 

自分を弱く見せたくなかったり、
自分を大きく見せようとする人ほど、
キレイごとを受け入れることが苦手です。

 

 

キレイごとを受け入れないぶん苦労も多くなるし、
逆に苦労を多く経験することでできることは増えていきます。

 

 

ただ、『できることが多い』ことと『幸せ』は
約束され合ったものでもないしイコールにはなりません。

 

 

その人によっては知らないことの方が良いし、
できないことの方が良い場合もあります。

 

 

何だか『キレイごと』は、この世のあらゆる苦労の、
バランスを取っている言葉の様な気さえします。

 

 

誰かががんばれば、

 

誰かが楽をできて、

 

誰かが楽になれば、

 

誰かが誰かのためにがんばれる。

 

 

『みんな、がんばろう』そのキレイごとの意味は、
ただただ『がんばった』人をムリヤリ後押しする言葉ではなく、
世の中の苦労を分散して共存共栄することを意味しているのです。

 

 

会社員は、顧客満足に

 

お客様は、会社の発展に

 

起業家は、雇用の拡大に

 

投資家は、ビジネスの拡大に

 

専業主婦は、家庭を守り

 

子供や赤ん坊は、愛情の再確認に

 

学生は、未来の発展に

 

ニートや自由人は、好きなものの、価値拡大に

 

 

『ものは言い様、考え様』と言いますが、
変に他人の置かれた立場をねたんで
揚げ足取りをする程度なら、
何だかんだでその人は、ヒマだと思います。

 

 

『がんばっていないヒマな人』は苦労を共存することをせず、
いつでも独りよがりです。

 

 

多用され過ぎることは好みませんが、
キレイごとは、やはり必要だし、大切ですね。

 

 

 

 

 

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