日本の『妖怪』を、外国人に説明してみた。
たまには、どうでも良い話を。
ある日フィリピンに住んでいる彼女から連絡がありました。
下の写真をメッセンジャーで送ってきたので、
『何のことかいな?』…と尋ねましたところ。
よくよく見るとそこにはキーストラップのようなものが(赤マル箇所↓)。
思いっきり日本語で書いてます…『水木プロ』って。
昔、自分が彼女に送ったものでした。
『あ〜!ぬりかべね!』
…って返したら、今度は質問が。
『Nurikabe(ぬりかべ)って何?』
…
ぬりかべ…ヌリカベ…Nurikabe…
ぬりかべって何?か…う〜ん…。
まず『ぬりかべ』といえば日本では有名なあの、
『ゲゲゲの鬼太郎』の妖怪キャラなんですけど、
彼女は『ゲゲゲの鬼太郎』を知らないんですよね(^-^;
だから、どうしよう?
とりあえず、『妖怪』という単語を和英辞典で調べてみました。
妖怪:
Apparition,Monster,Ghost,Yokai
なんだか小難しそうな言葉もあれば、
そのまんまYokaiとかMonsterとか、Ghostとか…。
たのしいな たのしいな
お化けにゃ学校も 試験も何にもない
ゲゲゲの鬼太郎OP
↑この楽曲に逆らわずぬりかべを形容するなら、
『お化け=Ghost』という説明が一番良いのかな?
…と勝手に思いまして。
『Nurikabe is Japanese Ghost.』と、とりあえず答えておきます。
リアクションは、
『お化け?こわっ』
…でした。そりゃ、そうですよね。
そんなのぶら下げて歩きたくありませんよね(^-^;
ですので、ここはひとつ、軌道修正。
『人気もあるし、お守りなんだよ。』
『カベになって、あなたや家族を守ってくれるんだよ。』
ウソも方便…?
いやいや、作中では鬼太郎をちゃんと守ってくれてます!
ウソじゃない!(力技)
結局それ以上は訊かれずに済んだのですが、
改めて本当に『モノは考えよう』と思いました。
Ghost(お化け)といっても、一括りに悪いイメージが固定されてはね…。
良いお化けだって、世の中にはいっぱいいるんだから。
外国人さんたちには、その辺も楽しんで受け入れて欲しいですね。
ちなみに『Nurikabe(ぬりかべ)』は、
ゲゲゲの鬼太郎の作者水木しげる先生ご自身が、
『会った』ことがある実在の妖怪です。
戦時中南方に渡った際、戦火のジャングルを疲労困憊で歩み、
断崖絶壁の直前で『ぬりかべ』に行く手を遮られて、命を助けられた。
これはとっても有名な話。
そういうわけで、ジャパニーズ・ゴースト、
Nurikabe:ぬりかべは人の命を救うとっても良い妖怪 (*^-^*)
彼女もそんなことを知ってくれれば、
縁起担ぎで身に付けてくれるってもんです。
やっぱり、異文化コミュニケーションは楽しいですね。
また色々送りつけてやろうっと笑
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