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私はこうやって社会にどんどん取り残されていきました。

 

 

 

人に取り残されていく感覚は、いつになっても嫌なものです。

 

 

私は人見知りする性格のうえお酒も弱いので、
社会人・新人時代の歓送迎会・飲み会が大嫌いで仕方ありませんでした。

 

 

黙って下を向いて静かに目の前の食べ物をすませていれば、
2〜3時間で終わるだろう。そんな気持ちでした。

 

 

始まって30分でも経てば、となりにいるまだ名前も覚えていない
先輩がこうやって声をかけてきます。

 

 

『そろそろ注ぎに行った方が良いんちゃう?』

 

 

(そろそろって何が基準なんだろう…?)
内心はこう考えつつ、ただ周りを見始めると
みんながお猪口やビール瓶をもってウロウロと動き始めていました。

 

 

 

 

みんなと同じことをしないと、

これは後々大変なことになってしまうぞ!

 

 

 

 

理屈抜きにそんな空気を一瞬で感じとった瞬間でした。

 

 

話しかけてきた、何やら優し気な先輩は私にこう言いました。

 

 

『注ぎに行って、飲むフリだけすれば良いんだよ。』

 

『飲めないなら、素直に断れば良いんだよ。』

 

 

優しいフリなのか本音なのかよくわからない耳心地の良い言葉。
たしかに最初が肝心だと思って渋々その『ルール』を実行しました。

 

 

すると、さっき聞いた先輩の話なんてまるっきりウソっぱちだったのです。

 

 

『注ぎに行って、飲むフリだけすれば良いんだよ。』

⇒(答):あ 言っとくけど『飲めない』はナシだからね。

 

 

『飲めないなら、素直に断れば良いんだよ。』

⇒(答):先輩の注いだ酒は飲まなきゃダメだろ!…断るの?

 

 

ビールに焼酎に日本酒…
当時は『ちゃんぽん(複数種のお酒を飲むこと)』が
悪酔いを引き起こすコトもよく分かってませんでした。

 

 

注がれるまま飲み、引きつり笑いを壊さないように
ガマンしてトイレに向かいました。もう真っ青です。

 

 

自分が真っ青な顔で席に戻っていくと、
同じ新人たちは真っ赤な顔で手を叩いて楽しそうに笑っている…。

 

 

暗黙のルールを守るためにここまで身体を張るものだなんて、
学生時代は全く考えていませんでした。本当に取り残された気分でした。

 

 

その後日、私は同期の新人にこう聞き尋ねました。
『もともとお酒強いの?』

 

 

彼はこう答えました。
『え〜強くないよ。全然!』

 

 

もう、何がなんだか解りません。
『物ごとの判断基準』・『何を信じて良いのか』…。

 

 

 

これが社会のカラクリです。

 

 

 

適応できない人間はドンドン置いていかれて、
給与というエサにだけ食い下がって生きていくしかない。

 

 

こう気付けたのが社会人1年目のときでした。
今思い出せば、こんな気持ちでよく3年間続いたなと思います。

 

 

行動を起こすことはいつになってもできますが、
自分が今いる環境に適応できないと解るときもあります。

 

 

きびしいものですが、現実がそう教えてくれます。

 

 

でも人として生まれてきた以上は、
自分にもどこか安らげる環境があると信じたいものです。
だからこそ、後発的ではあっても人は行動するんですね。

 

 

むしろ『自分はここにいるべきじゃない』とハッキリ
感じた後だとしてもいつでも行動は起こせるので、
実は安心して生きていても良いんじゃないかって思います。

 

 

会社員って、そもそもがおかしいところがあります。

 

 

お酒を飲む・注げる・ルールを知っていることはたしかに大切です。
逆杯なんてすれば失礼の極みでしょう。

 

 

それはそれで、学んだ本人が今後正しいルールで
楽しくみんなとお酒を飲んだら良いんです。

 

 

ですが、タチ悪い点は

 

 

 

その人を一日単位で決めつけてしまう

ことです。たとえば…

 

 

・『酒も飲めないお子様なんて相手にできない。話にならない。』

 

・『ああ、アイツはこういう奴だから関わらない方が良いよ。』

 

・『今日でわかった。飲まないなんて、アイツは失礼で不遜だ。』

 

 

今でこそ私は晩酌を自分で楽しめる程度にはなりましたが、
世の中には飲めども飲めども強くなれない人もいるんです。

 

 

元からお酒をジャンジャン飲める人にとっては、
それがまず理解できないうえ『お子様』と捉えがちのようです。

 

 

 

 

たまたまお酒の話ばかりをしていますが、
もちろん社会に関わることができる基準はお酒ではありません。

 

 

お酒が飲めない人だって、飲み会の席を楽しむことができます。
そういう人はヒラリヒラリとルールや常識をかわし続けています。

 

 

結局、社会では仕事を『やる・やらない』がすべてですからね。
それはサラリーマンでもネット起業家の個人でも変わりません。

 

 

そして一番忘れてはいけないことが、
自由人だろうが無職だろうがニートだろうが、社会の一部ということです。

 

 

人が人として生きていく以上、
何をしてても何もしてなくても、勝手に社会の一部なんですね。

 

 

私は数多い人の生き方の表現として自由を選んだだけのコトです。
きっとこれからは、人の生き方の表現方法はますます自由化するでしょう。

 

 

個人で生きていく自信がないなら会社に属すれば良いし、
組織のしがらみが嫌なら個人事業主になれば良いと思います。

 

 

『ドッシリ根を下ろす場所が必要』なんていう人はいますけど、
足を地面に貼り付けられるように束縛されてしまうようならば、
自分の意志で行動すれば良いし疲れたら止まっても良いんです。

 

 

今の時代に社会貢献するということは、そういうことだと思ってます。

 

 

私は会社員という生き方だけが自分の人生ではなかったので、
一見自分とは関係ないことばかりを調べていた時期があります。

 

 

・1年間ニートだった男が世界で活躍できるギタリストになった話

 

・スラム街の少年がアメリカンスポーツの歴史になった話

 

・一人のバスケ選手が35秒で13得点して、一人でチームを勝たせた試合

 

・ニュートンは2年間引きこもって引力の定理を導いた事実

 

 

社会貢献や夢を与えるための大きな力って、
実は孤独な個人から生まれた知的思考や熱意が源なんですね。

 

 

自らに由る行為です。

 

 

つまりは自由ですね。

 

 

相も変わらずお酒をチョビチョビしか飲めない子供な私。
好きな時間・好きな場所・好きな人と会って、
今日もコツコツと社会貢献したいなって思います。

 

 

・パソコン1台で自由に社会貢献

 

・日本だけに飽きたら海外に渡航

 

 

 

 

 

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